新しい食品の見本市「第36回グルメショー秋2024」(ビジネスガイド社主催)が、東京都江東区の東京ビッグサイトで開かれました。全国から約300の企業・団体が参加。奈良県桜井市の県三輪素麺工業協同組合などは「奈良県三輪にゅうめん」のブースを出展し、今年の秋から冬に向けて「三輪にゅうめん」をPRしました。そうめんを煮て、温かいだしで食べる「にゅうめん」は奈良県で生まれた料理です。
同ブースは、同組合とそうめん製造・販売の「池利」、「三輪そうめん松田」(両社とも桜井市)をはじめ、県、同市、同市商工会などが共同出展。受験生の夜食用にゅうめんや手軽に食べられるインスタントにゅうめん、カラフルな色彩の手延べそうめんなどを展示して、全国から集まった百貨店やスーパー、通販会社などの仕入れ担当者に向け、試食を勧めながらアピールしました。
奈良県三輪素麺工業協同組合の小西幸夫組合長は「にゅうめんの注目度も高まってきた。1年を通じて三輪そうめんを食べてもらいたい」と意気込み、池利の池田利一会長は「桜井市や桜井市商工会などの支援のおかげでPRが実を結びつつある。地域活性化につなげたい」と手応えを話しました。
(取材/矢部創記者、2024年9月6日付第2社会面)
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